人間だけが唯一の知的生命体ではない

セオドア・ゼノフォン・バーバーは、その著書「もの思う鳥たち」の中で鳥たちの知性と叡智について述べています。

さらには、地球や他の生物を人間の占有物としてとらえる従来の生命観への見直しを提唱しており、万象大学はこれに全面的に賛成するものです。

「もの思う鳥たちでは、他にも以下のような重要なメッセージが述べられています。

人間が自らを、支配権−地球やその生物種を支配し、望むままに扱う生まれながらの権利−を与えられた存在だと思い込んでいる限り、地球を汚染、劣化させ、地球上の生物種を病気や死に追いやり続けることになる。

人間も、地球上の生きとし生けるものも、同じようにすぐれて有能な存在であり、他の生物種が持つ特技も、シンボルや道具を利用した自分たちの特技と同じように、畏敬の念に打たれるほど感動的なおのだと考えるようになれば、人間は、破滅にいたる道を引き返すことができるだろう。

目を覚まして地球上の他の生きものたちも自分たちと同じように、驚くべき自覚と完全な意識をもち、同じように特殊化していることに気づくのだ。

今後は、自らの特殊化した知能を使って、自らの破壊的な習慣を変え、自分たちを含めた地球の動植物を、これ以上の破壊から救い出し、心の底から湧き起こる喜びにうちに調和した生活を送ろうではないか。

人間たちが、それまで機械的な動きしか見なかったところに、意図を持つ知的意識を見出すようになると、自然界や宇宙との関係は根本から変わることになるだろう。

鳥や他の動物たちが人間的な特性をもっているという事実が、新世代の人たちの意識に深く浸透すれば、人類の生命哲学は、人間の文化的慣習とともに大きな方向転換を迫られるだろうし、科学や宗教や哲学は、根本的に変わっていくことになるだろうし、科学者が、人類こそ地球上で唯一の知的生命体などと頭から決めつけることも、もはやなくなることだろう。

人間は、自らを救うためには、意識を根本から変えて、世界観を一新する必要がある。

それは、自分たちだけが、この地球上で唯一の知的生命体ではない−その第一の例外である鳥たちは、人間と同じような意識と感受性をもち、人間と同じくらいに実際的知能を備えている−という新たな理解であり、気づきなのだ。

私たちが次の点に気づくことだ。

人間は、他の生命体と同じように有能で特殊化した、地球上の生命体の一種にすぎないこと、自分たちが知的・技術的特技をもっているからといって、他の種を支配し奴隷化する権利も特権もないこと。

(もの思う鳥たちより)