万象大学の理念と世界観

世界観とは、人間が「世界とは何か」「自分はどう生きるべきか」をとらえるための、根本的な価値観や人生観のことです。
人は自らの世界観の中で人生を送ります。

また事業を行う者は、世界観に基づいて事業を構築しています。

商品・サービスを利用するかどうかは、その運営主体や創業者がどのような世界観を持っているかを知ることが重要です。

利用するユーザーも提供者側の世界観を知ることで、より効果的に商品やサービスを活用することができることでしょう。


万象大学のすべてのサービスの背景には3つの理念や行動指針が横たわり、独自の世界観を構築しています。

理念①「全体の健康なくして個の健康なし」

理念②「自然界との対話と共同創造」

理念③「真の自由を獲得するためのLiberal Arts(リベラルアーツ)」

の3つの理念は行動指針でもあり、お互いに関連し合っています。

世界観①
全体の健康なくして個の健康なし

万象大学の中心的な理念が「全体の健康なくして個の健康なし」です。

全体とは、個人を含むより大きな集合体のこと。万象大学では、ガイアという地球生命体や地球生命圏のことを指しています。

個人は、さまざまな生態系を含む地球生命圏というシステムの一部です。

地球生命圏という全体が健やかであればこそ、その一部である個人の健康も成立します。

ところが、人類文明の発達は、全体の健康を大きく損なうものでした。

乱開発や環境破壊の限りを尽くし、多くの生物種の絶滅を促進しています。

全体の健康を損ねておいて、自分の健康だけは願う。

システムを破壊しておいて、その一部が機能すると思い込む。

医学や健康産業もそのあり方を大きく問われています。

地球生命圏の中の人間のあり方、文明のあり方について再考し軌道修正を図らなければ、人類という種の存続すら危ういという問題意識から出た世界観が「全体の健康なくして個の健康なし」です。

世界観②
自然界との対話と共同創造

世界観①から出てくる行動指針が、「自然界との対話と共同創造」です。

これまでの人類は、地球生命圏を自分たちだけの資源とみなし、収奪の限りを尽くしてきました。

他の生物の存在を一顧だにしない傲慢な人類文明のあり方は、今や自分自身の首を絞めるに至っています。

このようなスタンスは、共同創造の反対である独自創造です。

自分の考えだけで事を進めていく文明のあり方が自然や生物にどのうような悪影響を与えるか関心すらもたない。

人類は「今だけ金だけ自分だけ」を地でいくような独善的な文明のあり方を続けてきました。

「人類は緩やかな集団自殺をしている」(アルフォンソ・バルモリ=スペインの野生生物学者)

「自然界との共同創造」は、世界的に有名なスコットランドのスピリチュアル・コミュニティとエコビレッジで提唱されている理念の一つです。

大変素晴らしい理念ですが、共同創造するためには、「対話」が必要です。

自然の声を聞くこと。動植物などの生き物とのコミュニケーションがなければ、共同創造はできません。

自然界との対話があってこそ成り立つのが共同創造です。

そのことを強調するために、万象大学では「自然界との対話と共同創造」という世界観を提唱しています。

具体的には、森羅万象との対話技術を研究する場として、「ワンネス大学」や「万象コミュニケーション大学」を設立しています。

世界観③
真の自由を獲得する量子時代のLiberal Arts(リベラルアーツ)

世界観①や世界観②の背景として、人類自身がいまだ真の自由を獲得していないことが挙げられます。

真の自由とは、大きな責任を伴うものです。

現在の人類は、真の自由意志を獲得していません。

何かの影響下にあって、思考や行動、選択を支配・コントロールされています。

支配・コントロールするものは、プロパガンダであったり思想や宗教であったり、さまざまです。

敵は外部だけではなく内部にもいます。

「私とは他者である」(A・ランボー)

他者によって成り立っている自分は、他者の影響下にある自分であるとも言えます。

過去のトラウマやカルマ、インナーチャイルド、価値観への囚われなども自分の思考や行動に大きな影響を与える要因の一つです。

そのほか、憑依などの霊障の影響もあります。

生まれたときの時間と場所により、ある種のエネルギーパターンが組み込まれるというアストロロジー的な現象もあります。

人間の肉体と精神に大きな影響を与える太陽や月、惑星や星など、天体の影響には看過できないものがあるのです。

さらには、遺伝子により両親や先祖から引き継いだ心と体のパターンもあります。

こうしたさまざまな影響下にありながら、人は自分の自由意志があると思い込んでいます。

何事も自分で選択していると思い込んでいても、実際は、さまざまな影響下で「選択させられている」のです。

自分の思考や感情、選択や行動に対する他の影響を自覚し、そのくびきからら解放されない限り、真の自由意志は行使できず、責任ある行動もできません。

万象大学の背景にある世界認識

万象大学の世界観、理念や行動指針には背景になる考え方や認識があります。

背景となっている万象大学の世界認識をご紹介します。

母なる地球(神話的世界観)

ガイア理論(地球生命体)

ブラザーイーグルシスタースカイ(先住民)

もの思う鳥たち(新しい生命観)

地球生物全体会議

魔法の言葉(生物共通言語と言霊)

パワーアニマル(人間を守護するスピリット)

ワンネス

一即一切重々無尽

Colors of the Wind

神話的世界観

世界中の神話は、すべての生命の産みの親である地球を母としてとらえてきました。

万象大学では母なる地球をリスペクトし、つながりを取り戻すために神話的世界観を尊重しています。

ギリシャ神話のガイア、アンデスの伝承ぱちゃママ、北米の伝承タートルアイランド、古代インドのプリトヴィー、北欧神話のヨルズ、日本神話のイザナミと産土信仰など、世界各地に大地を母として崇める世界観があります。

地球を一個の生命としてとらえるガイア理論

イギリスの気象学者、ジェームズ・ラブロックが提唱したのがガイア理論です。

科学的知見に基づき、地球を一個の生命体としてとらえるガイア理論を万象大学では支持しています。

生態系のつながり、生物多様性、気象システム、地球レベルのホメオスタシスなどから考えて地球を一個の生命体としてとらえるガイア理論は、古代の女神神話や先住民の考え方とも通ずるものがあります。

酋長シアトルのメッセージ

土地や空を所有・売買することへの違和感

「どうしたら空が買えるというのだろう? 大地の温もりを、風の匂いや水のきらめきを、あなた方はいったいどうやって買おうというのか? 空気や水は誰のものでもないのに」

万物とのつながりと生命の織物

「大地が人間に属しているのではない。人間が大地に属しているのだ。人間は生命の織り物を織ったのではなく、その中の1本の織り糸にすぎない。織り物に対して行うことは、すべて自分自身に行うことなのだ」

大地は母、生き物は兄弟姉妹

「川はわれらの兄弟であり、木々や動物たちも家族である。大地はわれらの母であり、大地にふりかかることはすべて、大地の息子たちの身にもふりかかる」

白人への警告と未来への委ね

「土地を去らねばならないとしても、どうか私たちが愛したようにこの大地を大切にしてほしい。大地を害することは、創造主を侮蔑することに等しい」

人間だけが唯一の知的生命体ではない

セオドア・ゼノフォン・バーバーは、その著書「もの思う鳥たち」の中で鳥たちの知性と叡智について述べています。

さらには、地球や他の生物を人間の占有物としてとらえる従来の生命観への見直しを提唱しており、万象大学はこれに全面的に賛成するものです。

「もの思う鳥たち」では、他にも以下のような重要なメッセージが述べられています。

人間が自らを、支配権−地球やその生物種を支配し、望むままに扱う生まれながらの権利−を与えられた存在だと思い込んでいる限り、地球を汚染、劣化させ、地球上の生物種を病気や死に追いやり続けることになる。

人間も、地球上の生きとし生けるものも、同じようにすぐれて有能な存在であり、他の生物種が持つ特技も、シンボルや道具を利用した自分たちの特技と同じように、畏敬の念に打たれるほど感動的なおのだと考えるようになれば、人間は、破滅にいたる道を引き返すことができるだろう。

目を覚まして地球上の他の生きものたちも自分たちと同じように、驚くべき自覚と完全な意識をもち、同じように特殊化していることに気づくのだ。

今後は、自らの特殊化した知能を使って、自らの破壊的な習慣を変え、自分たちを含めた地球の動植物を、これ以上の破壊から救い出し、心の底から湧き起こる喜びにうちに調和した生活を送ろうではないか。

人間たちが、それまで機械的な動きしか見なかったところに、意図を持つ知的意識を見出すようになると、自然界や宇宙との関係は根本から変わることになるだろう。

鳥や他の動物たちが人間的な特性をもっているという事実が、新世代の人たちの意識に深く浸透すれば、人類の生命哲学は、人間の文化的慣習とともに大きな方向転換を迫られるだろうし、科学や宗教や哲学は、根本的に変わっていくことになるだろうし、科学者が、人類こそ地球上で唯一の知的生命体などと頭から決めつけることも、もはやなくなることだろう。

人間は、自らを救うためには、意識を根本から変えて、世界観を一新する必要がある。

それは、自分たちだけが、この地球上で唯一の知的生命体ではない−その第一の例外である鳥たちは、人間と同じような意識と感受性をもち、人間と同じくらいに実際的知能を備えている−という新たな理解であり、気づきなのだ。

私たちが次の点に気づくことだ。

人間は、他の生命体と同じように有能で特殊化した、地球上の生命体の一種にすぎないこと、自分たちが知的・技術的特技をもっているからといって、他の種を支配し奴隷化する権利も特権もないこと。

(もの思う鳥たちより)

地球生物全体会議のヴィジョン

地球上には判明しているだけで200万種以上の生物種がいます。

すべてのいきものはそれぞれの役割を果たしながら地球生命圏のなかで全体の一部として重要な働きをしています。

人類はその中の一つの種にすぎません。

地球を自分の占有物のように扱い、他の生物種を支配・搾取する行動はやめなければなりません。

人類は、生きとし生けるものすべての存在意義を認識し共生・調和の世界観へと転換する必要があります。

そのためにも地球上の全生物による全体会議を介するヴィジョンを持っています。

実現するのは数百年後かもしれませんが、そのヴィジョンを掲げることが重要だと考えています。

魔法のことば

「魔法のことば」は、アメリカ・インディアンの口承詩として伝わるものです。

「魔法のことば」には、生命共通言語と言霊という2つの重要なメッセージが込められています。

万象大学の運営母体である法人名「株式会社魔法のことば研究所」の由来となった歌です。

異なる生物種同士が同じことばで対話できるというのは、万象大学が目指している世界観に合致するものです。

言葉は不思議な力を持ち、発した言葉がその通りに実現するという考え方は、日本の言霊進行に通ずるものがあります。

パワーアニマル・トーテムアニマル

多くの先住民は、自然とのつながりを強く意識し、動物を自分を守護する霊的存在(スピリット)としてリスペクトしてきました。

そして、個人や一族、組織を守護するパワーアニマルやトーテムアニマルがいることを感じていました。

万象大学では、「自然界との対話と共同創造」を具体的に実践するワークの一環として、パワーアニマルやトーテムアニマルと出会い、つながりを強化することに取り組んでいます。

ワンネス(ONENESS)

ワンネスとは、すべてがつながっていて一つであるという認識のことです。

古今東西の先住民たちが持っていた世界観であり、自然や環境、動植物を大切にする考え方のもとになっている認識です。

万象大学では、ワンネス的な世界観を取り戻すべく多くの大学を設立しています。

代表的なものが「ワンネス大学」です。

こころ大学、いきもの大学、地球医学部の3つの大学が協力してワンネス世界の実現を目指しています。

一即一切重々無尽

万象大学の理念、中でもワンネス大学の理念と完全に一致する概念が、一即一切重々無尽(いっそくいっさいじゅうじゅうむじん)です。

「一つの微細な存在の中に宇宙全体のすべてが含まれ、すべての存在の中にその一つが含まれており、それらが無限に幾重にも関わり合って織り成されている」という、森羅万象の徹底的な相互依存と一体性を示している概念です。

大乗仏教の『華厳経(けごんぎょう)』および華厳宗における世界観の核心を表す概念ですが、ワンネス大学では、一即一切重々無尽をワンネス意識において感得できる世界認識としてとらえています。

実際に一即一切重々無尽の観想法によって、ワンネス意識を体得するワークも行っています。

Colors of the Wind

『Colors of the Wind』ディズニー映画「ポカポンタス」の主題歌です。

もともとは17世紀初頭のアメリカに実在した先住民族の女性「ポカホンタス」にまつわる歴史的逸話や伝説をもとに制作された作品です。

酋長シアトルからのメッセージとも共通する自然観・生命観を描いています。

楽曲は、西洋の価値観を基準に「未開」と決めつけるジョン・スミスの傲慢さをやさしく、かつ鋭く諭す対話から始まります。

・自然の生命性とアニミズムの視点

「大地をただ所有可能な無機物と捉える」西洋的な開拓・支配精神に対し、ポカホンタスは「岩も木もすべての生き物にも魂や命、名前がある」と説きます。

自然を搾取の対象としてではなく、命を宿した対等な存在として見るネイティブ・アメリカン的世界観が中心に据えられています。

・他者への共感と先入観の脱却

自分と同じ姿や考えを持つ者だけを「人間」とみなす狭い視野を指摘し、「見知らぬ他者の足跡をたどって歩いてみなければ、知るはずのない世界がある」と語りかけます。

人種や文化の違いによる分断を乗り越え、互いの立場を理解することの重要性を訴えています。

・生命の環(つながり)

動植物や川、風を「友」や「家族」として捉え、すべての存在は終わりなき循環の中で結びついていると表現されます。

「風の色で絵を描く」という問い

曲の象徴的なリフレインである「目に見えない風の色を感じ取り、共に描くことができるか」という問いかけは、五感と心を開いて自然の機微を受け止める姿勢を意味しています。

「地球上のすべての土地を手に入れたとしても、風の色を感じ取れる心がなければ、手元に残るものはただの土の塊に過ぎない」という結びの言葉に、物質的富や領土拡大の虚しさが凝縮されています。

『Colors of the Wind』

作詞:スティーブン・シュワルツ(Stephen Schwartz )

作曲:アラン・メンケン(Alan Menken)

あなたは思ってる
上陸した地は何でも自分のものだと
その地は死んだものだから
自分のものにできると

でも私は知ってる
どんな岩も 木も 動物も
命を 魂を 名前を持ってるの

あなたは思ってる
人々と認められるのは
見た目も考え方も
あなたと似た人々だけだと

でも もしあなたが
見知らぬ者の視点から世界を見れば
分かるはずよ
今まで決して知らなかったことが

聞いたことがある?
9月の青白い月に向かって
オオカミが吠える声を

なぜ怪しく笑うのか
ヤマネコに尋ねたことは?

山から聞こえる声に合わせて歌える?
すべての風の色を使って絵を描ける?
すべての風の色を使って絵を描ける?

駆け抜けてみて
森の中に隠れた松の小道を
味わってみて
太陽で甘く育った木の実を

辺りの豊かな自然に飛び込んでみて
一度だけでも その価値なんか考えずに

嵐や川は私の兄妹
アオサギやカワウソは私の友だち

そして私たちはみんな
お互いに繋がってる
決して途切れない円の中で 輪の中で

シカモアの木はどれだけ高く育つ?
切り倒してしまったら 二度と分からない

決して聞くことは無いでしょう
9月の青白い月に向かって
オオカミが吠える声を

肌が白でも褐色でも
歌わなければならない
山からの声と共に
描かなければならない
すべての風の色で

土地を自分のものにしても結局
手にしたのはすべて土の塊よ
すべての風の色で
描けるようになるまではね

(世界の民謡・童謡より)

万象大学の世界観の背景にある問題意識とは?

世界終末時計という概念があります。

人類の滅亡まであとどれくらいの時間が残されているかということを象徴的に示した時計のこと。

決定機関は、原子力科学者会報で、世界の知性が集まっている権威ある機関です。

  • 設立年: 1945年12月

  • 拠点: アメリカ・イリノイ州シカゴ

  • 創設者:
    マンハッタン計画に参加し、最初の原子炉(シカゴ・パイル1号)の建設や原爆開発に関わったレオ・シラードやハイマン・ゴールドスミス、アルベルト・アインシュタイン、J・ロバート・オッペンハイマーら。

  • 設立目的: 核兵器という破滅的な力を生み出してしまった科学者たちが、「科学技術がもたらす危険性を政策決定者や一般市民に警告し、核の国際的管理や平和利用を推進する責任がある」として発足させました。

世界終末時計は、主に次の4つの要素で決められています。

 1. 核の脅威(Nuclear Risk)

2. 気候変動と地球生態系の危機(Climate Change)

3. 生物学的脅威(Biological Threats)

4. 破壊的技術(Disruptive Technologies)と情報環境

これらのテーマは、万象大学の問題意識と完全に一致しています。

科学は、これまで数々の罪を犯してきました。

人類に対する大罪。

生物に対する大罪。

地球に対する大罪。

 地球の生態系を破壊し、数々の生命を殺める兵器や技術を生み出してきた科学。

その代表格が核爆弾です。

そのときどきの権力者と呼応し、破滅的な技術を競って作り続ける。

 人類の愚かさがここに集約されています。

何も科学者だけの話だけではありません。

 私たち人類全体が共犯者であり、加害者です。

こうした反省の元から原子力科学者会報が立ち上げられました。

科学者の良心に目覚めたというところでしょうか。

しかし、地球に対する罪は、人類全体の共同責任です。

 万象大学の理念の背景には、そのような問題意識があります。

出典記事
https://ameblo.jp/eqtlabo/entry-12982008563.html

ホモ・サピエンス(賢い人)の責任において

世界終末時計は、人類だけの問題ではありません。

 すべての生きとし生けるものにとってにとっても深刻な問題です。

 年間4万種の生物種が絶滅し、恐ろしい勢いで砂漠化が進む現在。

 世界終末時計を巻き戻すためには、人類だけではなく、地球生命圏全体に対する課題として認識する必要があるでしょう。

森羅万象を蘇生させる人々(地球医)を養成する万象大学こそが、その責を担うべきだと考えます。

引用記事
人類滅亡まであと85秒!世界終末時計とは?